春節(旧正月、今年は2月3日)が終わり、企業の求人に人が集まらないという「民工荒(出稼労働者不足)」が深刻化している。山東半島の藍色経済区中心エリアに位置する山東省青島市では1万5千人、同威海市では1万1千人の労働力が不足している。ある消息筋によると、同省の十大職種では不足労働力が7万人を超えるという。中新社が伝えた。
同省人力資源・社会保障庁の黄麟英副庁長は15日に行われた両会(人民代表大会と政治協商会議)についての記者会見で、中新社の質問に答えて次のように述べた。春節の後、山東省に労働力不足の状況が存在することは確かだ。省の関連方面の予測によると、今年の春に各地で、特に東部沿海地域で労働集約型の企業やサービス業の労働力ニーズが高まるのに伴い、不足する労働力は20万人を超え、さらには労働力不足現象が内陸部に徐々に波及していくという。