中国科学院地理研究所の陸大道元所長は先般、次の2つのデータを紹介した。
「現在、中国の大中都市における一人当たりの占有面積は120平方メートルを越えている。世界の都市を見ると、東京はわずか78平方メール、香港は37平方メートルだ」
「北京大学のある教授が10年ほど前に実施した調査によると、工業用地の単位面積当たりの生産額を計算したところ、北京は東京の約20分の1だった」
また、中国科学院農村研究所の党国英研究員も次のような紹介している。
「中国は1980年から2005年まで、GDPを1%引き上げるのに30万ムー(1ムー=15分の1ヘクタール)の農地を消費しており、高度成長期の日本に比べて約8倍の土地を消費している」