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発信時間： 2011-02-20 14:30:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「人口オーナス」に対応するために、中国は▽経済成長方式の転換▽産業の段階的な調整▽教育改革▽年金保証制度の建設--などの面で努力しなければならないが、その行動は遅れているのが現状だ。経済成長方式の転換を見ると、政府は早くから中国企業が労働集約型から技術集約型、高付加価値型へと転換するべきだと明確にしていた。靴下を100足作ってわずか1ドルを儲けているようでは、「人口オーナス」期にはやっていけない。iPhone4を1台売って340ドルを儲けるのが王道だ。しかし、東部地域ではモデルチェンジが口々に叫ばれながらも実際の行動が見られず、ローエンド産業が依然として非常に大きな割合を占めている。低付加価値型産業を域外へ移転し、空いたところに高付加価値型産業を呼び込むというのは「言うは易く行なうは難し」の状態だ。

教育改革においても、中国は教育の向上を通じて人口の資質を改善する必要がある。今後は労働力を数量型の「人口ボーナス」から、品質型の「人口ボーナス」へと転換させ、「人口オーナス」期においても経済の比較的速い成長を実現できるようにしなければならない。

つまり、長期的に見ると、「人口ボーナス」の消失は必然的なものであり、労働者不足にあわてる必要はない。本当に重視するべきなのは、順調にモデルチェンジを果たし、まもなくやってくる高齢化社会のために十分な資本を蓄積するべく、いかに準備するかだ。

「人民網日本語版」2011年2月20日

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