第11次五カ年計画(2006-10年、十一五)の最後の年にあたる2010年に、中国航空油料集団公司は各業績指標がいずれも過去最高を更新した。同公司はアジアでは1位、世界では5位の航空燃料サプライヤーとなり、企業イメージや業界での影響力がさらに高まった。
2010年の同公司の化学工業オイル製品販売量は2879万トンに達し、前年比37%増加した。うち航空燃料は1275万トンで同14%増加し、その他の製品油と化工品は823万トンで同43%増加した。オイル製品の国際貿易量は781万トンで同90%増加した。通年の売上高は1531億元で同63%増加した。
同公司の孫立総経理の説明によると、この5年間、同公司は資源、市場、国際化の戦略の実施に力を入れ、国際金融危機と一連の重大な自然災害によるダメージや影響に効果的に対処し、急速に発展する民間航空のニーズに常に十分に対応した。5年間の化学工業オイル製品販売量は8635万トンに上り、年平均増加率は31%で、第10次五カ年計画(2001-05年、十五)期間に比べて202%増加した。うち航空燃料は5157万トン、年平均増加率は12%で、十五期間に比べて89%上昇した。売上高は4853億元で、年平均増加率は35%だった。
同公司は十二五期間の改革発展の全体構想を明らかにしている。それによると、国際競争力と業界での影響力を備えた世界トップクラスの航空燃料企業になることを目標に掲げ、航空燃料の中心的な主業務の発展を土台として、より強くより優れた企業になることを目指すという。2015年には製品販売量が5千万トンに達し、強い競争力を備えた世界トップクラスの航空燃料企業に発展している見込みだ。
「人民網日本語版」2011年2月21日