これにより、ネットでは「トヨタは質検総局からの圧力に負けてリコールを発表したのではないか」という声が上がっている。これに対し、トヨタ中国広報部の責任者は、「質検総局から説明要求があったのは1回目のリコールについてだった」と説明。トヨタはまた、公式サイトで1月26日にすでに、リコール対象車種を他のルートから購入した場合は、トヨタ自動車顧客サービスセンターまたはレクサス顧客サービスセンターに連絡し、関連情報を確認するよう呼びかけている。
トヨタが2月25日に発表したリコールは、外部からの圧力によるものではなく、さらにリコール資金が無かったために遅れたわけでもなかった。同責任者によると、トヨタは24日に世界規模のリコール通知を受け取ったとき、すぐに質検総局にリコール申請を提出したが、米国との時差などの都合もあり、質検総局のサイトで発表されたときにはすでに25日になっていたという。
「人民網日本語版」2011年3月1日