『上海証券報』
消費率の向上「十二・五」で拘束力を持つ目標に
需要のバランス問題は、多くの関係機関が注目を集めている問題だ。国民の消費を高めることが拘束力を持つ目標として、間もなく発表される「十二・五(第12次五カ年計画、2011~2015年)」綱要(草案)に盛り込まれる可能性がある。2~3ポイント増が、今後5年での消費率向上の目標となるだろう。
積極的な市場政策に期待
20周年を迎えたばかりの資本市場が「十二・五」という重要な時期を迎えている。「十二・五」計画案の資本市場整備に関する表現は、5年前の「十一・五(第11次五カ年計画、2005~2010年)」計画の際と比べ、「直接融資の割合の引き上げ」から「直接融資の割合の顕著な引き上げ」に変化し、「多階層からなる市場システムの構築」は「多階層からなる資本市場の構築を促進」することへと変化した。「顕著」と「促進」という言葉から、「十二・五」期の資本市場整備の関連政策は積極性に満ちていることがうかがえる。これは、政策担当側と社会の各業界が、「十二・五」期間中に、資本市場が更なる積極的な役割を果たしてくれることに期待していることを示す。