第11期全国人民代表大会第4回会議は7日午前、北京・人民大会堂の3階にある「金色ホール」で記者会見を開き、中国外交部の楊潔チ部長が中国の外交政策や外国との関係について記者の質問に答えた。
記者:最近、中国が欧州諸国の国債を買い増していることを受け、国際社会から2通りの声があがっており、欧州諸国が主権債務危機に対応する上で手助けとなるという一方で、懸念の声も聞かれます。中国の今回の戦略は何を考えてのことですか?
楊潔チ外交部長:どうしてどんなことでも「戦略」的角度から分析しなければならないのか私にはわかりません。中国人の身の処し方は非常に難しい。知人から援助を請われたら協力するか、しないか?協力しても、協力しなくても何か言われるからです。
実際のところ、中国は欧州の一部の国で起きた主権債務危機に非常に関心を持ち、ユーロ債を買い増し、欧州一体化を手助けする一連の措置を講じているのです。この対応を、欧州地域の国や人々、特に当事国の政府や人々は大いに歓迎していることと思います。