タイラー氏の述べた「成長」とは、実質上「中国」のことを指している。中国は休むことなく、ボーイング社とエアバス社にお金を払い続けている。
中国、韓国、日本の企業は航空業界の中で、サプライヤーとしての役割を強め、メーカーに機翼やドア、電器、部品などを提供している。
中国は次のステップとして、中国国産の飛行機を製造しようと計画中だ。その発展のプロセスは高速鉄道などのプロセスを参考にするという。
中国航空工業集団公司はすでに国の援助をうけ、ローカル線用ジェット旅客機を研究・開発した。同社はアメリカの小型ターボプロペラ機メーカ「シーラスエアクラフト」を買収する計画している。軍事空域がプライベートジェットやビジネス旅客機向けにさらに開放されれば、関連市場は大幅に拡大すると見られている。
C919旅客機は多くの人からの注目を浴びている。中国商用飛機有限責任公司は国の支援を受け、2016年までにC919を就航するとしている。
中国民用航空局の李家祥局長は「私たち航空業界は安全面を最も重視している」と述べた。
李家祥局長は「中国民用航空局はC919旅客機が世界の認可を受け、十年後に中国のジェット旅客機が香港の上空からさらに遠くの場所まで飛んでいけることを望んでいる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月9日