カナダ・カールトン大学の国際関係大学院は同国の外交官の多くを輩出し、外交官の揺りかごと呼ばれている。現院長のハンプトン氏はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学び、米ハーバード大で博士号を取得。学界で卓越した名声を誇る。
ハンプトン氏は人民日報の記者と会うなり、3万6000人近いリビア在留国民を極めて短期間に無事避難させた中国政府の壮挙について「余りにも素晴らしい!」と称賛の言葉を連ねた。
現在開催中の両会と第12次五カ年計画について、ハンプトン氏は「中国が経済成長パターンの転換の加速を決定したことは、中国のみならず世界にとっても重要な意義と影響力を持つ。中国は現在、世界第2の経済大国であり、国際社会において一挙一動が全局面を左右する重みを持つ。中国のこの転換は当然、幅広く注目される」と指摘した。