イタリアのシュリオ・トレモンティ財務相は19日、「日本の東北関東大震災は世界の金融システムの安定に影響を与える可能性がある」と表明した。
トレモンティ財務相は「日本の東北関東大震災とそれによって引き起こされた原子力危機は世界の金融市場の安定にマイナスの効果をもたらすと共に、震災後の復興のための資金還流で、世界の金融システムが不安定になる可能性がある」と述べた上で、「日本が元の経済発展レベルに回復するのはなかなか難しい。世界経済もその影響を受けて、困難な時期を迎えるだろう」と語った。
また、トレモンティ財務相は「今回の原子力危機を通じて、原発の発展を反省し、さらにエネルギー戦略を考え直す必要があることが分かった」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年3月20日