東日本大震災は、日本国内の各業界に重大な影響を及ぼした。首都圏で3番目の空港となる茨城空港は、2010年3月に開港した。しかし、震災後の福島第一原子力発電所事故によって、一旦全便が欠航、今も国際便の欠航が続いている。同空港は、開港一周年の今年、利用者の大幅増を期待していたが、現在は、震災と放射能漏れ事故のダメージから一日も早い回復を望むばかりだ。日本新華僑報(電子版)が報じた。
震災発生前、茨城空港は韓国アシアナ航空や中国春秋航空などいくつかの航空会社が定期便を運航していた。しかし、3月11日の震災によって空港ビルの天井や照明設備が被害を受けた。14日に設備の修復が完了し、国内便は運行を再開したものの、国際便については、安全面などを考慮し、欠航が続いている。中国春秋航空は、駐日中国総領事館からの命令で緊急避難することを決定した。
こうした現状について、県空港対策科と空港ビルの管理を担当する県開発公社の関係者は、「フライト増便と新路線の開拓を開港2年目の主要目標に据えていたが、今は安全の確保を最優先としている」と語った。
「人民網日本語版」2011年3月31日