新たな職業が現地の人々の生活を変える
これまで漁業や農業に従事してきた人々が観光業で生活するようになった。ある統計によると、何千人ものボアオの人が制服をきて、ガイドや遊覧船運転手、従業員などになったという。
竹いかだツアー、水遊び、瓊海の生活と観鰲台からの眺め、そして農家の料理。瓊海市博鰲鎮文明エコ村-南強村は、毎日国内外から2000以上もの観光客を迎えている。
これまでの南強村は200名あまりの小さな漁村だったが、ボアオ・アジア・フォーラムをきっかけに、南強村は「南強観光業発展有限公司」を設立し、38戸の農家から350万元を調達した。
現在、南強村の就職率は100%である。現在、会社に勤める人は135人で、主に船頭、警備員、職員、管理員などに就いている。会社の責任者は記者に対し、「毎年、観光業は村に20万元以上の収入をもたらしている。毎年、春節(旧正月)になると、村から村民にお年玉が配られる」と紹介した。
3月25日正午、瓊海にすむ王敏さんは王さんの開いた喫茶店の庭で目をつぶって何かを考えていた。王さんは「生粋」の家庭旅館を開きたいと考えていたのだ。「生粋」というのは、ボアオ本場の風情をもつという意味である。実際、王さんはすでに6つの喫茶店を開いている。もし、ボアオ・アジア・フォーラムがなく、ボアオのお客さんがいなければ、その夢を実現することは不可能である。