回答を保留した企業が32社に上り、ある電気機械企業は「地震と電力供給不足の影響は予見不可能」との見方を示した。被災した生産拠点の修復作業が現在、急ピッチで進められており、多くの企業は地震と原発事故がもたらす影響を読み切れない状態がしばらく続くとみられる。
前回調査(2010年末に110社を対象に実施)では、今後の経済情勢について「現在の水準を維持する」と答えた企業は75社、「緩やかに回復する」は27社に上り、「緩やかに後退する」と「後退する」はあわせて7社にも満たなかった。このたびの大規模な地震により、企業の信頼感が急速に低下したことがわかる。
今回の調査は地震発生から約2週間が経過した3月下旬に実施された。
「人民網日本語版」2011年4月1日