中国国家質量監督検験検疫総局の李元平報道官は2日、3月16日から現在までに、全国の各出入国検査機関は入国者、航空便、船舶、コンテナなどの計10件から基準値を超える放射線量を検出したと発表した。
北京市疾病予防抑制センターは放射能汚染の検査窓口を開設しており、3月11日以降に日本から帰国した中国の国民は、パスポートを持参すれば無料で検査を受けることができる。これまでに50人の帰国者と70個の手荷物を検査したが、放射能汚染は見つかっていないという。
放射線検査機器を使って東京発青島着NH927便の荷物を検査する国家質量監督検験検疫総局の職員(3月16日撮影)