税関総署が10日発表したデータによると、中国の2011年第1四半期の貿易総額は8003億ドル、前年同期比29.5%増だった。そのうち、輸出は3996億4000万ドル、前年同期比26.5%増、輸入は4006億6000万ドル、同32.6%増で、10億2000万ドルの赤字となった。昨年第1四半期は139.1億ドルの黒字だった。
3月期の貿易総額は3042億ドル、前年比31.4%。前月比51.4%増だった。その内、輸出は1522億ドル、前年同期比35.8%、前月比57.3%増で市場の予測を上回った。
交通銀行金融研究センターの陸志明氏は、輸出が大幅に増加した主な原因は、春節(旧正月)が終わり、企業の生産・輸出状況が徐々に正常な状態に戻ったためだと分析した。
また、輸入も増加傾向が続いている。3月の輸入は1520億6000万ドル、前年同期比27.3%増、前月比46%増で今年1月に記録した1443億2000万ドルの過去最高記録を塗り替えた。1月から3月までの輸入総額は初めて4000億ドルを越え、2010年第4四半期より5.1%増で、これも過去最高となった。