中国の胡錦涛主席は海南省三亜市で4月14日、博鰲(ボアオ)アジアフォーラム理事会のメンバーと面会した。
2011年ボアオアジアフォーラム年次総会はすでに開幕。40を越える国と地域から1400名を越える政界の要人、学会の精鋭、企業家が一堂に集まり、アジアの発展について意見を交わしている。
ボアオアジアフォーラムは今年で10周年を迎えた。10年前、アジアとオセアニアから26の国の首脳や要人が中国海南省のボアオに集まり、ボアオアジアフォーラム成立を祝った。その時から、アジアはアジアのためのアジアの特色を持った世界を視野に入れたフォーラムを持ち、世界にアジアの声を届け、アジアの成長の新たな1ページを世界に示すようになった。10年の間、フォーラムはアジアとともに成長し、中国と共に発展した。フォーラムのテーマも時代とともに変化し、ボアオアジアフォーラムはアジアそして世界の政府、ビジネス界、学術界のリーダーがアジアおよび世界の重要事項について対話を行うハイレベルかつハイスタンダードなプラットフォームとなった。
この10年でアジアの世界における発言力は大幅に高まり、アジア経済と新興国市場の急成長を後押しした。10年前、世界におけるアジアの発展途上国の発言力は非常に弱かったが、中国、インド、ASEANなど新興経済体の急速な発展とアジア地域経済の一体化の進展により、現在、アジアは世界から注目されるようになった。現在のアジア経済が世界経済に占める割合は10年前の27%から35%まで上昇し、アジアの地位の向上により、アジア諸国はより多くの発言権を勝ち取った。ボアオフォーラムもアジアの発展途上国の発言力向上に一役買っている。世界中がアジアの発展に注目し、多くの国がボアオフォーラムに参加するようになっており、アジアの声は世界でますます輝きを増している。