中国の陳徳銘商務部長は15日に、今後の中国の対外貿易情勢について、「第1四半期に現れた貿易赤字は一時的、或いは局部的なもので、今後、中国の対外貿易は小額黒字になる見込みだ」と予測した。
これは陳商務部長が2011年ボアオアジアフォーラムに出席した際に述べたもの。陳商務部長は「今年の第1四半期、中国では10.2億ドルの貿易赤字が出た。これは6年来、初めての四半期赤字であり、一時的なものだ。今年中にも再び小額の赤字が出る可能性があるが、全体から見れば、中国の対外貿易は小額黒字になる見込みだ」と述べた。
また、「中国は引き続き自由貿易と対外開放を実施し、輸出を安定させる一方で、輸入を拡大していく。中国の貿易収支情況はバランスがとれたものになるだろう」と予測した。
去年、中国は世界2番目の経済大国となったが、今後5年間で、経済総量の倍増を図っていくという。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年4月16日