格差のないアジアの建設

格差のないアジアの建設。 ボアオアジア・フォーラムが14日に海南省博鰲(ボアオ)で開幕し、世界の視線が再びアジアに注がれている。アジアの経済統合プロセスは現在、後れをとっている。比較優位を発揮し、さまざまな方法で協力し合い、将来的には格差のないアジアを建設することがアジア各国・地域の共通認識となっている。世界金融危機の発生後、アジア諸国間の経済的相互依存度は一層深まり、貿易全体の半分以上を域内貿易が占めるようになっている。関係機関は今後10年間、アジアの域内貿易は年平均12.2%の成長を続けると予測する。これは伸び幅で同期の環太平洋貿易を70%上回るという・・・

タグ: ボアオ アジア

発信時間: 2011-04-16 16:24:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ボアオアジア・フォーラムが14日に海南省博鰲(ボアオ)で開幕し、世界の視線が再びアジアに注がれている。アジアの経済統合プロセスは現在、後れをとっている。比較優位を発揮し、さまざまな方法で協力し合い、将来的には格差のないアジアを建設することがアジア各国・地域の共通認識となっている。「国際金融報」が伝えた。

世界金融危機の発生後、アジア諸国間の経済的相互依存度は一層深まり、貿易全体の半分以上を域内貿易が占めるようになっている。関係機関は今後10年間、アジアの域内貿易は年平均12.2%の成長を続けると予測する。これは伸び幅で同期の環太平洋貿易を70%上回るという。

格差のないアジアを建設するには、アジア各国間の係争を棚上げし、意思疎通と理解を強化することが必要だ。アジア各国にはそれぞれ特色があり、発展水準も政治体制も異なる。経済、政治、文化、歴史の面から見て、アジアは世界で最も多様性と差異性に富む大陸と言える。近年来、各国の経済発展と同時に、相互間の紛争も顕在化していることは注意に値する。したがって差異性と多様性を尊重した上で、対等な互恵協力を行うことが、特に重要となってくる。

格差のないアジアを建設するには、アジア各国間の格差縮小に努力することが必要だ。アジア地域はすでに世界経済成長の牽引力となっている。世界経済の成長に対するアジアの貢献率は2010年に45%を超えた。アジアの途上国経済体は来年も高度成長を維持するものの、成長の不均衡も拡大を続け、GDP成長率は最高で11%、最低はわずか0.8%に止まり、その格差は14倍近くに達すると予測される。協力、格差縮小、情報共有を強化し、アジア各国の経済成長の質を高めることが、より差し迫って必要となる。

1   2    


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。