中国は2015年までに4億ムー(約2700万ヘクタール)の高規格基本農地を造成し、2020年までに8億ムーの高規格基本農地を造成して、食糧の安全を保障する揺るぎない基礎を整える。国土資源部の王世元副部長が同日明らかにした。
王副部長は「農村土地整備万里行」を宣伝する式典で次のように説明した。第12次5カ年計画(2011~2015年)要綱は、農村の土地整備と再開墾を急ぎ、干害と水害に強い高規格農地の造成に力を入れ、農村の土地整備を積極的かつ穏当に進めるよう求めている。国土資源部は「全国土地利用総合計画要綱」に基づいて第12次5カ年計画期の「全国土地整備計画」を見直し、2015年までに4億ムーの高規格基本農地を造成する目標を設定し、国家土地整備重大プロジェクトの規模と範囲を決め、国の第12次5カ年計画に組み入れた。中国は長期目標に基づいて、引き続き土地の整備を強化し、2020年までに8億ムーの高規格基本農地を造成し、国の食糧の安全を保障するための揺るぎない基礎を整える計画だ。
2001年以降、中国は農村の土地整備に力を入れ、2億ムーあまりの高生産安定生産基本農地を造成し、農地を4200万ムーあまり増やし、農地面積の基本的な安定を保った。また農地の質を高め、ムーあたりの収量を10~20%増やし、農業生産環境を大幅に改善し、食糧の連続増産のために重要な貢献をした。
(新華網日本語=中国通信社)