中国航空技術国際控股有限公司(以下、中航国際)は20日、米Teledyne社とコンチネンタルモーターズの株式譲渡に関して合意に至ったと発表した。これにより、中航国際はコンチネンタルモーターズおよび修理サービス会社の株権100%を取得することになる。
中航国際によると、これは中国の航空会社としては初の米航空機メーカー買収であるという。中航国際がアメリカにもつ100%出資子会社、天発公司により行われた今回の買収は、すでに中米両国の関連主管部門の認可を得たという。
中航国際によると、今回の買収成功は、中国航空工業がアメリカ航空メーカーおよびサービス分野に進出を果たす歴史的第一歩になるという。
中航国際の呉光権総経理は、「中国の低空域開放という政策のもと、今回の買収は、中国の民間航空市場の全面的な発展を後押しし、よりよいサービスと保障を与えるものである」と述べた。
呉光権氏は、コンチネンタルモーターズは世界の多くの航空機メーカーに航空機エンジンを提供しており、今後は中国の航空機メーカーにも同じようにエンジンを提供し、中国の航空機用ピストン・エンジンユーザーの多様のニーズを満たしていくと述べた。
中航国際は中国航空工業集団公司の子会社である。コンチネンタルモーターズは米アラバマ州モービル市にあり、世界をリードする小型航空機用ピストンエンジンおよび付属部品のメーカーである。航空機用ピストンエンジンの製造に関しては80年以上の歴史を持ち、米Teledyne社の子会社である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月22日