『上海証券報』
ビンラディン容疑者殺害で世界の金融市場に衝撃
米政府は北京時間2日、国際的テロ組織「アルカイダ」の最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が襲撃を受け殺害された事を確認した。この情報を受け、当日のアジア・欧州株式市場は少しずつ上昇し、米株価指数先物は1%近く上昇。先週、劣勢から脱し始めていた米ドル相場も大幅に上昇し、3年近く続いた安値から値を戻した。これは米国債・石油・金などの大口商品の下落を招くだろう。
4月PMI再び転落
中国物流・購買連合会(CFLP)は最新データーを発表し、4月の購買担当者指数(PMI)が52.9%となり、0.5ポイント下落した。CFLPは、「PMIは3月に一時的に上昇を見せた後、下降傾向が続き、中国の経済構造調整の影響を受けていることは明らかであり、経済成長は適切な調整期に入っている事を示す」と述べた。
バフェット氏金相場のバブル化を示唆
著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、「数十年前、1オンスあたりの金の価格はバークシャーの株価とそれほど差はなかった。しかし今、金の価格とバークシャーA株の価格の差は大きい」と述べ、金の価格がある種バブル化している事をほのめかした。バフェット氏は、「生産性のない資産を買う時はどんな時でも賭けでしかなく、買い手はいつも誰かがもっと高値で買い取ってくれる事を望んでいる」と述べた。