中国の5大企業は投資に値するか

中国の5大企業は投資に値するか。

タグ: 中国 5大企業 投資

発信時間: 2011-05-05 10:18:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国企業景気動向指数を発表したアジア証券研究所の責任者は、中国市場の見通しは明るいが、一つの企業に投資するのはリスクがあると指摘する。中国A株市場の動向、経済活動全体の状況、政府の重要政策に関する情報はなかなか手に入れられない上、今後インフレの可能性、空売りの増加など数多くの問題も抱えていると説明する。しかし、これらのリスクが一般投資家の中国5大企業への投資にブレーキをかけることはないという。詳しい内容は次の通り。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の電子版が3日に伝えた。

まず、中国最大手の保険会社、中国人寿について見てみよう。同社は比較的高い市場シェアを占めるが、投資にまったくリスクがないというわけではない。というのも、金利のリスクを完全に回避することはできないし、企業の半分近い資産は債券で賄っている。最近の報告では、「経済環境、企業の倒産、流動性の欠如、債務投資などいずれのリスクも中国人寿の財務状況を悪化させる可能性がある」とされている。中国の保険業界に関する法令により、同社の証券投資は制約を受けている。国内外のライバル会社との競争も熾烈化している。また、災害的な事故も影響を与える可能性がある。

次に、超大手の中国移動(チャイナモバイル)はどうだろう。利用者数でいうと、同社は世界最大のモバイル通信事業者だ。中国の70%の携帯電話市場を牛耳っている。しかし、やはり投資にはリスクが存在するという。まず、現在の成長がこのまま続くことはない。業界競争は激化している。また、同社の成功は技術革新と変革力にかかっている。

中国最大の石油製品・化学製品の製造メーカー、中国石油化工集団(シノペック)はどうだろう。同社は急成長する中国経済の中で中長期的に利益を享受することができるだろう。ただ、同社への投資も様々なリスクを考える必要がある。同社は石油製品に使う原油やその他の原料を外部のサプライヤに頼りすぎている。企業経営には数々のリスクが伴い、国内外の大手総合石油会社との競争にもさらされている。中国の石油業界は厳しく管理されており、関連基準、特に環境方面の基準は変化を続けている。

専門家が挙げた5大企業のうち残りの2つは、中国海洋石油総公司と中国石油天然気集団(ペトロチャイナ)。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月5日

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