実際、エネルギーや水資源などの価格の改革に関して、政府の決定部門はすでに改革の路線を決定している。すでに価格の引き上げが発表された商品もある。今後10年で、エネルギー資源価格の上昇が中国のインフレ圧力を高める長期的なリスクになることは容易に予測できる。
労働力コストの上昇も中国のインフレを拡大させる主要な要因となる。京都天華会計士事務所がこのほど発表した「2011年国際商業アンケート調査報告」によると、64%の中国企業が1年以内に給料を上げると答えた。この数字は昨年よりも20%高い。労働者の所得水準が上がれば、製品コストは上がり、それにともないインフレ水準も上昇する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月17日