米フォックスニュースは17日、中国は現在、ここ数年で最も深刻なエネルギー危機に直面していると報じた。中国は急速な経済成長を果たし、世界一の製造国になった。しかし、それに伴い中国のエネルギー需要は急速に増大している。中国はエネルギーの安定供給を保証すべく、水力発電への資金投入を拡大し、三峡ダムを建設した。中国の水力発電は総発電量の約20%を占めるが、水力発電への高度な依存が問題となってきている。
干ばつは中国では普通の出来事となっている。しかし、ここ数年、華南地区、華北地区の干ばつの時間は非常に長くなり、地方経済と農業に深刻な損失を与えている。干ばつが頻繁に発生することで、中国の水力発電に対する依存度も以前より強まっている。現在、華中地区は慢性的に干ばつの被害を受けている。中国は自身の急成長を誇りに感じているようだが、干ばつ問題は中国政府の頭を痛めている。