各自動車メーカーの財務諸表が相次いで発表され、東日本大震災が世界の自動車産業に及ぼした影響が徐々に明らかになってきた。日本車メーカーが軒並みマイナス影響を受けた一方で、欧米などの各自動車メーカーは国内外での販売台数を伸ばし、中国市場でも日本車のシェアを奪った。国際金融報が伝えた。
大地震発生を受け、トヨタ、ホンダ、日産など日本の各自動車メーカーは4月、相次いで操業停止・生産減少計画を発表した。これにより、日本車メーカーの中国における販売台数も減少し、他国メーカーにシェアを奪われた。
日本車メーカーが操業停止を宣言した後、中国の日本車4S店(ディーラー)でも徐々に影響が現れた。値下げキャンペーンは徐々に少なくなり、しまいには撤廃され、車の売り上げが好調な5月に入っても、例年のように頻繁なキャンペーンは見られていない。