香港上海銀行(HSBC)が23日に発表した「中国製造業購買担当者景気指数(PMI)」によると、今年5月の速報値は51.1で、ここ10カ月で最低を記録した。産出価格指数も10カ月ぶりに最低を更新し、インフレの抑制策により、経済成長の推進力がやや弱まっていることが裏づけられた。しかし、HSBC中国区・チーフエコノミストの屈宏斌氏は、「経済のハードランディングを心配する必要はない。現在の金融引き締め策はしばらく継続するだろう」との見方を示す。中国証券報が伝えた。
項目別に見ると、▽中国製造業新規受注は引き続き増加したが、伸びは鈍化した。▽輸出新規受注は減少した。▽雇用は引き続き増加し、伸び幅は前月と同水準を保った。▽出荷と投入価格は引き続き上昇したが、伸びは鈍化した。▽調達品在庫と完成品在庫は減少し、減少スピードは加速した--。