ラオックス買収における蘇寧電器の戦略的意図

ラオックス買収における蘇寧電器の戦略的意図。

タグ: ラオックス買収

発信時間: 2011-06-30 17:30:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◆ダブルブランド戦略

蘇寧電器のラオックス株買い増しは、一石二鳥の効果が望める。同社は海外市場を開拓するとともに、ラオックスのチェーン店でダブルブランド経営を行う予定だ。ラオックスは中国本社設立を予定しており、16年までに北京、上海、広州等の中国25都市で「家楽購仕(LAOX LIFE)」を150店舗オープンする見通しだ。

情報によると、家楽購仕は中・高級家電および電子製品の販売を中心とし、家具、おもちゃ、腕時計などの日用品を取り入れる予定で、その多くが輸入品になると見られる。ラオックスは現在、北京、上海、深センなどの大都市で候補地を選択しており、年末までに2-3店舗をオープンする予定だ。

劉氏は、「中国国内の家電大手も高級家電店を試験的にオープンしたことがあるが、失敗に終わった。これは高級家電店が中国市場に適合しないということだろう。またラオックスはベストバイ同様、中国市場にふさわしいビジネスモデルを確立できない恐れがある。蘇寧電器は差別化競争を図ろうとするならば、ダブルブランド戦略をとる必要はない」と指摘し、ラオックスの中国市場5カ年計画を不安視している。

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