しかし家電研究の専門家、EZ Capitalの羅清啓氏は、「1社が失敗したからといって、他社も失敗するとは限らない。ラオックスの中国市場進出により消費者の選択肢が増えるが、将来的な発展のカギとなるのは、企業の製品ラインナップおよび差別化サービスである」と指摘した。
張氏は、「蘇寧電器は中国企業として、主導的プロセスにおいて適度な調整を行うだろう。これは蘇寧電器の多元化発展の挑戦となる。ラオックスは高所得者層をターゲットとしており、その経営領域が蘇寧電器と重なることはない。蘇寧電器は家電を専門としているため、売り場内でおもちゃや楽器を販売すれば、消費者からの疑問を招くだろう」と述べた。
「人民網日本語版」2011年6月30日