新疆ウイグル自治区の発展促進政策に匹敵する内容で、1年近くかけて策定された『内蒙古自治区経済社会のより良くより速い発展の促進に関するいくつかの意見』が29日公布された。
この『意見』では、2020年までに、経済・社会の発展に適応できるよう、内蒙古自治区のインフラ施設をいっそう完備し、経済構造をさらに合理化、経済発展水準が顕著な向上ができるよう、都市部と農村部住民の収入が全国平均水準を上回ることを目標としている。
内蒙古自治区は中国の民族地域自治制度発祥の地で、石炭、非鉄金属、レアアース、風力エネルギーなどの資源が豊富にあり、発展潜在力が大きく、全国の経済・社会の発展と国境地帯の安定と繁栄を維持するという大局の中で重要な戦略的地位を占めていると強調している。
『意見』では、内蒙古の四大戦略的位置付けが明確にされた。1、中国北部における生態安全の防御壁になること。2、中国の重要なエネルギー基地、新型化学工業基地、非鉄金属生産加工基地とグリーン農業・牧畜業産品の生産加工基地になること。3、中国北部の対外開放の重要な橋頭堡になること。4、「団結・繁栄・文明・安定」な民族自治区になること。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月30日