鉄道部は京滬高速鉄道運営初日の6月30日、総長1318キロの京滬高速鉄道の総コストは2209億元で、1km当たりのコストは1億6760万元だったと発表した。
同プロジェクトには、セメント2700万トン、鋼材470万トン、コンクリート6000万立方メートル、レール37万6000トン、砂利250万立方メートルが使用されている。建設にかかったのべ日数は3億1516万日、ピーク時には17万4700人の労働者が建設に参加し、周辺地域で200万人の雇用を作り出した。
新世代の高速車両の部品数は10万点、中核メーカー100社、関連メーカー500社が製造に携わっている。20余りの省・自治区・直轄市で、膨大なハイテク製品開発製造チェーンが形成された。京滬高速鉄道は、沿線産業の集中度、経営の集約化の向上に役立つと思われる。
専門家は、鉄道投資の関連産業に対する牽引作用を1:10の割合で計算すると、建設スタート最初の2年間で、内需を1兆2000億元まで拡大させ、運営開始後、沿線地域のGDP成長率を19%~21%引き上げる作用があると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月1日