中国物流購買連合会が7月1日に発表したデーターによると、6月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)は50.9%で、前月比で1.1ポイント低下した。PMI指数が3月の小幅上昇以来3カ月連続で低下し、28カ月ぶりの低水準となった。
各サブ指数を見ると、完成品在庫指数が1ポイント上昇したのを除き、その他の指数はいずれも低下した。中でも、生産指数、新規受注、受注残、仕入れ量、仕入れ価格、原材料在庫の各指数の低下幅は1ポイントを上回った。とりわけ、仕入れ価格指数の低下幅は最大の3.6ポイントとなった。
中国物流購買連合会専属アナリストの張立群氏は、「6月のPMIが引き続き低下したことは、今後中国の経済成長率がさらに低下する可能性があることを示している」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月1日