6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50・9で、前月と比べて1・1ポイント下がった。国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した。「新華社」が伝えた。
中国物流購買連合会は分析報告のなかで次のように指摘した。製造業のPMIは6月も50の分岐点を上回った。これは、中国経済は現在も成長しているが、鈍化傾向が続いていることを示すものだ。
6月の製造業PMIの分類指数をみると、新規受注指数は前月比1・3ポイント下落の50・8、生産高指数は1・8ポイント下落の50・8、新規輸出受注指数は0・6ポイント下落の50・5、雇用指数は0・7ポイント下落の50・2だった。
6月の製造業購買価格指数は前月比3・6ポイント下落の56・7となっている。報告は次のように指摘している。購買価格指数は4カ月連続の下落で、70前後の高いレベルから56・7に下落した事実は、インフレ圧力に対する大口商品価格上昇の影響が鮮明になってきたことを示すものだ。
PMIは国際的なマクロ経済先行指数で、50を上回ると景気拡大、下回ると景気後退とみなされる。
「新華網日本語=中国通信社」より 2011年7月2日