5日に発表された「2011年中国自動車産業発展報告」(自動車青書)は、「中央政府および地方各級政府は、新エネルギー車の発展を重視しており、各種の産業補助・育成政策を発表し、良好な政策的環境を整えた。新エネルギー車産業は、業界基準、産業連盟、企業構造、技術の研究開発といった面で、目覚しい発展を実現した。これにより、中国自動車工業の飛躍的成長が実現される見通しが立った」と指摘した。中国証券報が報じた。
国務院は2010年10月に関連文書を発表し、新エネルギー車を七大戦略的新興産業に組み入れた。また新エネルギー車産業を国民経済の先導的産業とするべく、産業発展の方向性を定めた。
同青書はまた、「業界内部の発展に関して、新エネルギー車産業における産業連盟が、2010年に相次いで設立された。また地域や国をまたぐ新たな連盟が見られた」と指摘した。省・直轄市の多くは重点自動車企業の力を借り、地域内の新エネルギー車産業連盟の設立を積極的に推進した。中国国内の主要自動車企業も、新エネルギー車の研究開発および生産への投資を拡大し、将来的な競争へ向け準備を整えた。