広東省の旅行市場を調査した結果、このほど開通した京滬高速鉄道(北京-上海)は、北京・上海・華東地区などの観光スポットの集客力を高め、今年の夏休み国内旅行を先導する見通しだ。海外旅行では、台湾・日本への注目が高まっている。中国新聞網が報じた。
旅行会社によると、快適で利便性の高い武漢-広州高速鉄道が開通して以来、広東省を目的地とする観光客の人気を集めた。そしてこのたび開通した京滬高速鉄道は、今年の夏休みの広東省旅行を牽引する見通しだ。業界関係者の鄭年軍氏は、「京滬高速鉄道は二大都市の北京と上海を結ぶ交通の中枢として、両都市間の旅行市場を活性化させ、夏休み旅行シーズンに一番の盛り上がりを見せるだろう」と指摘した。広東省の多くの旅行会社はこのほど、京滬高速鉄道を利用したツアーを打ち出している。
「入台証」(台湾に入境するために必要な査証)の申請により、広東省観光客の申請期間が短縮され、台湾旅行の人気が高まっている。また日本旅行も7月より回復を始めている。某大手旅行会社の統計データによると、同社の7月の日本旅行応募者数は2306名に達した。政策、航空会社、ホテル等の要因により、日本旅行の価格は夏季に上昇するが、例年と比べて3割引とお得だ。
「人民網日本語版」2011年7月11日