税関総署が10日に発表した統計データによると、今年上半期の輸出入総額は1兆7036億7千万ドルで前年同期比25.8%増加した。6月の輸出額は1619億8千万ドルで前年同月比17.9%増加し、前月に更新したばかりの過去最高額1571億6千万ドルをさらに更新した。輸入額は1397億1千万ドルで前年同月比19.3%増加し、貿易黒字は222億7千万ドルに上った。東南アジア諸国連合(ASEAN)は日本を抜いて中国にとって3番目の貿易相手先となった。「中国証券報」が伝えた。
今年1-6月の累計貿易黒字は449億3千万ドルで、前年同期比18.2%減少した。税関総署の責任者は上半期の輸出入状況に関するインターネットでの発表の中で、上半期に対外貿易の増加率が低下し、貿易黒字が減少した原因として、比較の対象となる昨年上半期の数字がかなり高かったこと、グローバル経済の不確定性が高まったこと、労働集約型製品の輸出価格における優位点が弱まってきたこと、東日本大震災により一部の製品の供給チェーンが絶たれたことなどが挙げられるとの見方を示した。