明治乳業、中国大陸部市場での業務が拡大

明治乳業、中国大陸部市場での業務が拡大。

タグ: 明治乳業中国市場

発信時間: 2011-07-18 17:33:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本での口蹄疫蔓延による関連製品の輸入規制、および東日本大震災を経て、明治乳業の粉ミルク業務は中国市場への回帰に向け調整を行っている。先週土曜日(16日)、明治乳業は広州で、「本年度は、オーストラリアから直輸入した乳幼児用粉ミルクの販売を強化し、日本からの輸入分をカバーする」ことを発表した。外国産粉ミルクの相次ぐ値上げについて、明治乳業は本年度より発売する粉ミルクの値段は、昨年度とほぼ同様とした。広州日報が報じた。

◆供給体制の調整、豪工場と技術提携覚書を締結

明治乳業の海外健康営業事業部の小丸部長は、さまざまな原因により過去一年間、中国大陸部で日本から輸入した乳製品を販売できなかったと述べた。同社の各業務を早急に回復させるため、生産と品質に対する再認証等を実施し、多くの時間を要したという。

口蹄疫蔓延による輸入規制、および東日本大震災による放射能汚染により、明治乳業の他にも多くの日系乳製品企業(和光堂、グリコ等)も、中国人消費者の信頼を取り戻すため対策に追われている。

小丸部長は、「中国市場の供給体制をようやく整えることができた。当社は輸入粉ミルクの生産地を、日本からオーストラリアに切り替えた。新製品の全てをオーストラリア現地の工場で生産し、消費者の不安を解消することができる」と語った。明治乳業は現在、オーストラリアの乳製品工場と技術提携覚書を締結しており、かつ現地の原材料の使用を開始した。生産基準に関しては、中国で2011年4月に発表された、粉ミルクの新国家基準に基づくこととなる。

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