国際決済銀行が発表したデータによると、6月の人民元の実質実効為替レート指数は116.31で、前月比で1.63%低下し、人民元の名目実効為替レート指数は112.07で、前月比で1.51%低下した。
今年上半期、人民元の実質実効為替レートは1月、3月、4月、6月で前月を下回り、2月、5月は前月を上回る動きとなった。これで、上半期の実質実効為替レートは累計で3.02%低下した。
昨年6月の人民元為替レート形成メカニズム改革の実施以来、人民元対米ドル基準値が累計で5%上昇した一方、人民元実質実効為替レートは2.29%低下した。
アナリストは、実質実効為替レートに大幅な上昇がないことを考慮すると、人民元対ドルレート上昇の中国の輸出に対する影響は限定的と分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月19日