消費者は味千ラーメンがいう「計算方法の誤り」との説明に納得していない。これまで長年、味千ラーメンに親しんできたという劉さんは「さようなら、味千」と言い、味千ラーメンにきっぱり別れを告げるとしている。
中国消費概念株の輝きによって、味千ラーメンはゴールドマン・サックスをはじめとする投資銀行や投資家の人気を集め、今年4月以降は株価が上昇を続けていた。だが今回の煮込み豚骨スープ問題の発覚で、味千の株価の新記録更新の旅は突如幕を下ろした。25日の香港市場の株価は一気に下落して、終値は前日比8.29%にあたる1.46香港ドル(約14円)低下した。
味千ラーメンの株価下落により、潘会長の資産も一日で大幅に目減りした。2007年から10年にかけて、潘会長は4年連続で胡潤(フージワーフ)研究院が発表する「フージワーフ外食産業富豪ランキン」のトップに立っていたが、今年は「防衛」が難しいとみられる。
*ニン:「食偏」に「壬」
「人民網日本語版」2011年7月27日