△中国と日本の味千は少し異なる
このほど、熊本県にある味千の本部で責任者の宗習文さんが説明してくれたところによると、日本の味千は正式名称を「重光産業株式会社」といい、1972年に設立された。名称は創業者の名前にちなんだものという。中国の味千は「味千(中国)持ち株有限公司」といい、日本の味千の中国エリアにおける代理企業であり、大陸部での代理経営の責任を負う。日本の味千は大陸部の代理企業に特許経営権を与えており、すべての店舗について技術支援を行っている。みたところ、日本の味千と中国の味千とではメニューに違いがある。中国の味千では、普通のラーメンのほかにも、日本風の定食、一品料理、小皿料理などがある。日本の味千のサイトをみると、味千ラーメンは日本では普通のラーメン店で、ラーメンの他にはギョーザとチャーハンがあるくらいだ。一番安いメニューは550円(約40元)の普通のラーメン、一番高いメニューは1100円(約80元)の具材がたくさんのったラーメンで、中国での価格よりやや高い。宗さんによると、中国の味千は中国国内に工場があり、中国店舗に卸す商品の原材料や豚骨スープの濃縮スープはすべてこの工場で作られている。中国の味千は中国人の味覚に合わせるため、独自にメニューを開発し、日本の味千本部は関連の技術面での支援を行っているという。
宗さんは中国の味千のラーメンの宣伝に誤りがあったとの報道について、商品の宣伝の問題は日本の味千本部の管轄の範囲外で、今回問題になった宣伝は中国法人が独自に行ったものだとの見方を示した。