7月の消費者物価指数(CPI)の8月9日発表を控え、10数社の研究機関の予想では、7月のCPI上昇幅は6月に接近するという。これを受け、市場における8月の追加利上げに関する観測が強まっている。
元富証券は、ブタ肉価格の大幅上昇で6月のCPIは6.4%という高位に押し上げられたが、タイムラグ要因からも新しい価格上昇要因からも、CPIは6月で頭打ちになると見ている。
一方で、興業銀行首席エコノミストの魯政委氏は『経済参考報』で、6月に記録を更新したCPIが、7月にも引き続き6.5%の水準にまで上昇する可能性は大きいとの考えを示している。