専門家の間では、第3四半期を通して物価上昇圧力が大きいという認識が一般的である。
国務院発展研究センター金融研究所の巴曙松副所長は、6月のCPIが前同期比上昇幅6.4%に達したのは、主にブタ肉をはじめとする食品価格の上昇に押し上げられたものだとしつつ、7月は、たとえ国際大口商品価格が反落し一部の価格上昇原因を帳消ししてタイムラグ要因が弱まることを考えても、CPI上昇幅は6月をやや下回る程度で、引き続き6%以上になるとの見方を示した。また、第3四半期の物価上昇傾向はなお強く、前年同期比上昇幅は5%以上を維持するだろうという。
多数の研究機関の7月CPIも高止まりという予想を受け、市場では8月の追加利上げに関する観測も強まりつつある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月1日