中国鉄道部は先般、「高速鉄道の安全を確保するため、その安全状況に対する全面的かつ綿密な分析・整理を行い、信号など運行管理を強化し、システムの安全対策を高めていく」との姿勢を表明した。
鉄道部責任者によると、事故発生の翌日、鉄道部は全国の鉄道安全に関する緊急テレビ会議を開き、次の4つの措置を打ち出した。
第1、各級の責任者は、輸送の現場に行き、一般の作業員と共に、安全面で弱い部門を点検する。
第2、安全に関する大規模な検査を行う。7月24日から9月末にかけて、2カ月にわたる検査活動を行い、隠れた危険を排除し、安全面での局面を直ちに安定化させる。
第3、高速鉄道の安全状況に対して全面的かつ綿密な分析・整理を行い、信号システムの安全管理を強め、安全対策を実施する。
第4、非常時の列車運行管理を強め、安全第一を基準として、各種の緊急対策を高める。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年7月31日