中国四川省の成都市は今年上半期、世界の大企業500社に入る企業4社を誘致することに成功した。中部地区と西部地区の都市のなかでは、世界の大企業200社が進出したのは成都が初めて。成都市政府が28日明らかにした。
成都市投資促進委員会の陳賦・副主任によると、上半期に成都市が認可した外資利用プロジェクトの契約ベースの平均外資利用額は2010年の1093万ドルから1321万ドルに増え、伸び率は20・9%に達した。1~6月期に成都市が誘致した重大プロジェクトをみると、件数が多く、伸び率が高かった。特に外資利用プロジェクトは、規模が大幅に拡大した。
1~6月期に成都市が誘致した重大プロジェクトは前年同期比60・9%増の259件。プロジェクト1件あたりの投資額は6億元余りで、超大型プロジェクトは79件。プロジェクトの契約履行状況は良好で、すでに133件が商工登録を完了、当年契約当年履行プロジェクトの比率は51・4%に達している。
陳副主任は次のように説明した。1~6月期に成都市が誘致した世界の大企業4社は、台湾の仁宝電脳、フランスのアクサとソシエテ・ジェネラル、ドイツ復興金融公庫(KfW)銀行グループで、成都は中部地区と西部地区の都市のなかで初めて世界の大企業500社のうちの200社を誘致した都市となった。下半期にも500社のうちの数社が成都に進出する見込みだ。
さらに次のように語った。成都市は下半期、重点産業の新しい企業誘致分野を開拓し、産業の発展を引っ張る役割を果すプロジェクトの誘致に力を入れ、近代的サービス業、近代的製造業、近代的農業の企業誘致と外資導入に全力で取り組んでいく。
世界の大企業500社は、中部地区と西部地区の中心都市である成都に一段と大きな関心を示すようになっている。成都に進出した世界の大企業200社の内訳は、海外企業が153社、国内企業が47社。
(新華網日本語=中国通信社) 2011年7月30日