ハイアールの三洋白物家電事業買収に関する合意文書の調印式
日本の大手家電メーカー、パナソニックは28日、今年中に子会社である三洋電機の白物家電事業を中国のハイアール(海爾グループ)に売却すると発表した。
中国企業による日本大手企業の主要事業買収はこれが初めて。買収額は約100億円(約8.3億元)になる。
ハイアールは今回三洋の冷蔵庫・洗濯機開発、製造、販売拠点の10事業部を買収する。日本国内向け事業のほか、三洋はインドネシア、ベトナム、フィリピンなどの国にある白物家電事業と傘下企業のすべてをハイアールに売却する。買収は年内に完了予定。
三洋の白物家電事業の買収で、ハイアールのブランド力と開発能力は大きく向上し、ハイアールの海外市場シェアもいっそう拡大すると見られている。 一方で、日本から日本の伝統的な家電メーカーがその優位性と市場シェアを失いつつある中、中国企業による海外企業の買収が活発化していることについて、日本家電メーカーが熟考すべきだとの指摘もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月29日