株価急落に伴い、甬温鉄道(浙江省寧波-温州)高速列車追突・脱線事故の発生から5日目、中国南車は一連の重大契約の締結を発表し、その契約金額は計68億9000万元(約8600億円)に達した。新京報が報じた。
中国南車は28日、南京南車浦鎮城軌車両有限責任公司、南車株洲電力機車有限公司、南車青島四方機車車両股フン有限公司等の子会社がこのほど、一連の重大契約を締結したと発表した。契約先は国内外の企業8社で、受注製品には動車組(新型高速列車)の部品等が含まれ、契約金額は計68億9000万元。中国南車は、同契約金額は同社の2010年営業収入の10.6%に達すると見積もった。
高速列車追突脱線事故において、衝突が発生した動車組「D3115」、「D301」は、中国南車が生産したものだった。現在公表されている事故の調査結果は、列車そのものの問題については触れていなく、温州南駅の信号設備に故障が生じたとしている。