中国物流・調達連合会が1日発表したところによると、今年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.7%で前月比0.2ポイント低下した。今年4月以来、低下傾向が続いており、29カ月ぶりに最低記録を更新し、経済発展情勢が引き続き安定化傾向にあることがうかがえる。
各指数をみると、同月は生産指数が52.1%で前月比1.0ポイント低下したが、需要を反映する新規受注指数は今年3月以来で初めて上昇し、6月の50.6%から51.1%に上昇した。
同連合会の蔡進副会長によると、上半期の状況からみて、経済発展は成長ペースの持続的な安定化・鈍化の時期を経て、今は適度な成長という段階に突入しつつある。とはいえ、現在の経済発展には一連の問題点も潜んでおり、たとえば企業の発展の低迷ぶりにそのことがうかがえる。年初以来、香港・澳門(マカオ)・台湾地区の投資企業および外資系企業はPMIが低下しているが、それでも50%以上の水準を保つ。一方、国内資本企業はPMIが50%を割り込むところが続出した。たとえば国有企業のPMIは2カ月連続で、民間企業は3カ月連続で、それぞれ50%を下回り、株式有限公司は7月に50%を割り込んだ。
「人民網日本語版」2011年8月2日