日本の電機・家電大手のパナソニックは1日、中国のインターネットショッピング大手・淘宝商城の電器城に進出し、公式ブランドの旗艦店舗を開設した。これにより、日本の有力な電器メーカーの中国ネットショッピングプラットフォームへの上陸が相次ぎ、ネットのルートを通じてより多くの中国人消費者を引きつけるようになることが予想される。一連の動きについて、あるアナリストは、パナソニックの淘宝商城進出は、日系ブランドが中国のネットショッピング市場を開拓する上で「モデル効果」を上げるとの見方を示した。淘宝側によると、現在、シャープやソニーといった日系ブランドと話し合いを進めており、これらのブランドも早ければ年内に電器城に進出するという。「国際金融報」が伝えた。
パナソニック中国法人のインターネット営業販売課の責任者は同日、「パナソニックが中国市場に進出してから久しく、これまでは伝統的な売り場という販売ルートでの販売を重んじていた。だが、電子商取引は未来の方向性であり、TMALL(淘宝商城)という成熟したプラットフォームは絶対に見過ごすわけにはいかない。われわれは電子商取引分野進出の歩みを加速する必要がある。淘宝商城は重要な販売ルートであり、テスト営業期間にG3(デジタル一眼レフカメラ「LUMIX G(DMC-G3)」)が新発売されたことにより、店舗での売上が倍増した」と話す。
「人民網日本語版」2011年8月2日