列車メーカーの中国北車株式有限公司の最新の公告によると、同公司と子会社の中国北車長春軌道客車株式有限公司はこのたび、鉄道部運輸局より、長春軌道が製造する高速列車「CRH380BL」の出荷を一時停止するよう求める通知を受け取った。同公司によると、長春軌道が今年度中に引き渡しを予定する同列車のうち、17編成(契約額約67億元相当)がまだ引き渡しを完了していない。長春軌道は根本的な品質改善作業を急ピッチで終え、経営の年度目標を達成する構えだという。「中国証券報」が伝えた。
京滬高速鉄道の開通後、同公司は長春軌道が生産する同列車に問題があることを発見した。自動保護システムが情報伝達の誤りを起こすと列車の遅延が発生し、その発生頻度が同公司の全額出資子会社・唐山軌道客車有限責任公司が生産する同タイプ列車よりも高く、さらには京滬高速鉄道の高効率かつ時間に正確な運行に影響を与えているのだという。
「人民網日本語版」2011年8月10日