米国財務省が15日に発表したデータによると、中国は6月に米国債を57億ドル買い増しした。中国は米国債を3カ月連続で買い増ししており、依然として最大の債権国となっている。中国新聞網が報じた。
米国債危機および米国債の格下げにより、米国債の最大の保有国である中国に対する注目が高まっている。
米国財務省のデータによると、2011年6月現在、中国が保有する米国債は、前月比57億ドル増の計1兆1655億ドル(約89兆円)に達した。中国は過去3カ月間で米国債を206億ドル買い増しした。うち4月は76億ドル、5月は73億ドルの買い増し。
昨年6月から今年6月までの1年間のデータを見ると、中国は2010年6月~10月に4カ月連続で米国債を買い増しした(10月の234億ドルが最大)が、2010年11月~2011年3月に5カ月連続で売り越した。