11年にわたって「祁連山重点凍土地域メタンハイドレート資源調査」プロジェクトが行われる。このプロジェクトによって、この地域のメタンハイドレートの総量が評価されることになる。
メタンハイドレートは俗に可燃氷という。それは新しく、環境にやさしいクリーンなエネルギーだ。21世紀の新エネルギーの一つとして知られている。科学者の見積もりによると、世界でメタンハイドレート資源の総量は、現在判明している石炭、石油、天然ガスの2倍に相当するという。化石燃料が徐々に減少している今、新エネルギーを探すことは各国にとって一つ重要な課題になりつつある。
中国の地質学者たちは2008年、祁連山凍土地域でメタンハイドレートを発見した。世界第三の凍土大国である中国は、科学者の見積もりによると、メタンハイドレートの埋蔵量は少なくとも石油350億トン程度あるという。
青海省東北部の祁連山木裏地域でメタンハイドレートが発見されたが、はたしてどのぐらいの量があるかまだ不明なままである。そのため、中国は11年の計画を立て、三つの段階を経てそれを徹底的に調査する。
関係部門の情報によると、青海省は発見された木裏露天メタンハイドレート資源の探索研究開発工作を段階的に進める。青海省の発展改革委員会が指揮をとり、中国海洋石油会社、青海省発展投資会社、青海西部採掘グループ、中国石炭地質総局の四つの組織が協力して、メタンハイドレート研究センターを設立するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月2日